研究内容
送粉昆虫・チョウ目幼虫の形態に関して（香取准教授担当）
● マルハナバチやモンシロチョウ、ジャコウアゲハなどの送粉昆虫の行動生態（特に学習能力）の解明
● 送粉昆虫の生態系における役割（植物の繁殖や種間競争とどのように関わっているか）の解明
● ニホンミツバチ、ツマグロキンバエ、マイマイツツハナバチなど在来送粉昆虫の農業的利用
● ある種のチョウの幼虫がもつ頭部突起、背面突起、尾部突起の役割の解明
● ヤシオオオサゾウムシの昆虫食利用を目指した大量増殖システムの開発
天敵昆虫に関して（米谷講師担当）
● 植物の香りシグナルを利用した害虫行動制御
● 植物上に残留した生物のDNAから植物上にいる生物群集を調べる方法の開発
● 植物の誘導反応を利用した害虫防除に関する研究
● 植物の生産する化学物質が植物上の生物群集の形成・維持に及ぼす影響に関する研究
研究内容紹介ページ（Kinuyo Yoneya web pageへ）
植物揮発性物質の捕集方法や環境DNAの調査方法の動画（こちら）
独自テーマ
研究テーマは基本的に二人の先生のテーマになりますが、
先生を納得させられるテーマであれば、独自のテーマでもかまいません。
例えば、カマキリの生態や夜間の訪花昆虫相、直翅目の群集の季節的変動などの研究も過去に行われました。
卒論・修論テーマ
2022年度
卒業論文
● ジャコウアゲハの匂いの学習の行動
● ジャコウアゲハ幼虫が背面突起にもつ肉状突起の役割の解明
● 外来種ムネアカハラビロカマキリと在来種ハラビロカマキリの産卵場所の比較
● 昆虫食としてのヤシオオオサゾウムシの大量増殖法の検討
● クロマルハナバチの採餌学習能力の解明に関する研究
● 異なる植食者密度による食害を受けた植物の揮発性物質を介した植物間コミュニケーションの検証
● アブラナ科植物における昆虫群集形成に関する植食者誘導性揮発性物質の影響
● 時間経過とともに増えるアザミウマの食害に対するタバコカスミカメの嗅覚反応
● タイリクヒメハナカメムシのバンカー植物に対する嗅覚選好性の比較
● ウンシュウミカンのフェノロジーに応じたミカンキイロアザミウマの嗅覚行動の変化
● 環境DNA分析による陸上昆虫群集の調査方法の検討
修士論文
● アブラナ科植物上の節足動物と食害誘導性植物揮発性物質のパターン解析
● クロマルハナバチにおけるボール転がし学習能力の解明
● チョウ目幼虫が体表に持つ突出した突起が果たす役割の解明
2021年度
卒業論文
● ハウスイチゴ栽培においてナミツツハナバチとツマグロキンバエをセイヨウミツバチの代替ポリネーターとして利用する試み
● チョウ目幼虫が持つ頭部突起の役割の解明
● 近畿大学農学部キャンパス内の二ホンミツバチとセイヨウミツバチの花資源利用様式の比較
● 昆虫食としてのヤシオオオサゾウムシの大量増殖法の検討
● クロマルハナバチのボール転がし学習
● ミナミキイロアザミウマにおける食害数の変化に対するタバコカスミカメの反応
● 植物揮発性物質に対するミナミキイロアザミウマの忌避効果とスギオイルの商品開発
● 環境DNAを利用したコナラの昆虫群集調査方法の確立
● 植物に残留した昆虫の環境DNAを用いた迅速な生物調査法の確立
修士論文
● ナス揮発性物質の情報化学物質としての総合的機能の解明
● 森林における動物群集のモニタリングのための環境DNAを用いた調査法の開発
2020年度
卒業論文
● チョウ目幼虫の持つ突出した頭部突起が果たす役割の解明
● コガネムシ科幼虫の昆虫食利用の可能性及び食材に昆虫粉末を配合した昆虫食の検討
● クロマルハナバチの採餌学習能力の解明
● ジャコウアゲハの色と匂いの生得的選好性
● 近畿大学農学部キャンパスにおける二ホンミツバチとセイヨウミツバチの花資源利用様式の違い
● 環境DNAを用いたコナラの昆虫群集調査
● 益虫・害虫の迅速な検出方法の確立
● アブラナ科植物における香りシグナルと昆虫群集集合の実験に利用するモデル植物の選定
● アブラナ科植物における先駆昆虫の偶然性と植物種の防御形質との関係
● アザミウマの行動を制御するスギオイルの季節変化
●ナス揮発性物質がタバコカスミカメとミナミキイロアザミウマの行動に与える影響
修士論文
● 植物揮発性物質が持つナスの害虫に対する忌避効果
2019年度
卒業論文
● モンシロチョウの生得的選好性および訪花学習における色と匂いの関連性
● クロマルハナバチのボール転がし学習
● ハウスイチゴのポリネーターとしてのマイマイツツハナバチの利用の試み
● ゴマダラチョウ幼虫とイシガケチョウ幼虫の頭部突起の防衛能力の比較
● ナスの植物揮発性物質がミナミキイロアザミウマ、タバコカスミカメの誘引・忌避行動に与える影響
● 植物オイルの殺虫効果と季節と状態による忌避効果および成分の変化
● 昆虫の行動を制御する植物揮発性物質の匂い捕集・解析
● クビアカツヤカミキリの植物への穿孔の有無を植物揮発性物質によって検出する方法の開発
● ナミハダニのWolbachia感染個体と非感染個体における植物に対する選好性とパフォーマンスの変化
● 環境DNAを利用した害虫調査手法の確立
修士論文
● アザミウマとその雑食性天敵誘導性のナス揮発性物質が両者の行動に及ぼす影響
2018年度
卒業論文
● モンシロチョウの生得的選好性および訪花学習における色と匂いの関連性
● クロマルハナバチのボール転がし学習
● ハウスイチゴのポリネーターとしてのマイマイツツハナバチの利用の試み
● ゴマダラチョウ幼虫とイシガケチョウ幼虫の頭部突起の防衛能力の比較
● ミナミキイロアザミウマに対する植物オイル・抽出物の忌避効果の検討
● 樹木エッセンシャルオイルに対するミナミキイロアザミウマの忌避行動の研究
● ハダニのWolbachia感染個体と非感染個体における植物に対する選好性と産卵数の変化
● 植物上に残留した昆虫の環境DNA抽出方法の開発
● 植物上に残った農業天敵・害虫群集の環境DNAを作物上から回収する技術の開発
● 飛ばないテントウムシを用いた採種スイカでの害虫防除体系の実証
● 露地ナスにおいて代替餌及び天敵温存植物を活用した天敵利用体系によるアザミウマ防除
修士論文
● バンカー植物と作物におけるタバコカスミカメの増殖能力
● バンカー植物由来の揮発性物質に対するタバコカスミカメの反応行動
2016年度
卒業論文
● ゴマダラチョウ幼虫における頭部突起の適応意義の解明
● マイマイツツハナバチの人工殻に対する営巣選好性及び次世代羽化率
● ソバ Fagopyrum esculentum の訪花昆虫調査
● コブスジツノゴミムシダマシのオス成虫における胸部突起の適応意義の解明
● バーベナ、スカエボラ、スイートアリッサム、クレオメをバンカー植物とした場合の
タバコカスミカメの増殖能力
● バンカー植物由来の揮発性物質に対するタバコカスミカメの反応行動
● タバコカスミカメが加害したナスのHIPVに対するミナミキイロアザミウマの反応行動
● ミナミキイロアザミウマが加害したナスのHIPVに対するタバコカスミカメの反応行動
● タバコカスミカメのタバココナジラミに対する機能的反応
修士論文
● ミナミキイロアザミウマとタバココナジラミに対するタバコカスミカメの捕食特性
● タバコカスミカメ、ミナミキイロアザミウマ、ナスのHIPVを介した相互関係
2015年度
卒業論文
● ミナミキイロアザミウマを餌とした場合の産卵基質として植物がタバコカスミカメの産卵に及ぼす影響
● バーベナまたはスカエボラをバンカー植物とした場合のタバコカスミカメの増殖能力
● タバコカスミカメ雌成虫の捕食選好性に及ぼすタバココナジラミ及びミナミキイロアザミウマの個体数比率の影響
● タバコカスミカメ4齢幼虫のミナミキイロアザミウマに対する最大捕食能力および
タバコカスミカメとタイリクヒメハナカメムシ間のIGP
● タバコカスミカメが加害したナスのHIPVに対するミナミキイロアザミウマの反応行動
● ミナミキイロアザミウマが加害したナスのHIPVに対するタバコカスミカメの反応行動
● 施設栽培スイカにおける飛ばないナミテントウを利用したワタアブラムシ防除
● マイマイツツハナバチをオランダイチゴのポリネーターとして利用する試み
● コマルハナバチをブルーベリーのポリネーターとして利用する試み
● モンシロチョウの生得的選好性および訪花学習における色と匂いの相互関係
● ゴマダラチョウ幼虫の頭部突起における適応意義
修士論文
● 異なる餌およびバンカー植物でのタバコカスミカメの増殖能力
2014年度
卒業論文
● マイマイツツハナバチをオランダイチゴのポリネーターとして利用する試み
● 野外に生息するコマルハナバチを露地栽培ブルーベリーのポリネーターとして利用する試み
● ゴマダラチョウ幼虫の頭部突起における適応意義
● モンシロチョウの訪花行動における匂いの色学習促進効果の解明
● ショクガタマバエ幼虫のワタアブラムシに対する餌探索行動について
● ショクガタマバエ雌成虫の産卵誘起物質の探索
● 施設スイカ栽培における飛ばないナミテントウを利用したワタアブラムシ防除
● ミナミキイロアザミウマまたはオンシツコナジラミを餌とした場合のタバコカスミカメの増殖能力
● バーベナまたはスカエボラをバンカー植物とした場合のタバコカスミカメの増殖能力
● タバコカスミカメの捕食能力と他の天敵との相互作用の解明
● タバコカスミカメ腸内容物からのタバココナジラミDNAの検出における温度の影響
修士論文
● ショクガタマバエ幼虫の餌探索行動における嗅覚刺激・視覚刺激に対する反応
2013年度
卒業論文
● 野外に生息する在来ハナバチ類をベリー類の送粉昆虫として農業的に利用できるか
● モンシロチョウの訪花における匂いの学習と2モード学習
● ヒロズキンバエのオランダイチゴにおける送粉効率評価
● アゲハチョウ終齡幼虫がもつ眼状紋と臭角の被食回避効果の検証
● アブラムシと寄主植物由来のにおい源に対するショクガタマバエ幼虫の反応行動
● 在来系統ショクガタマバエ雌成虫の産卵誘起物質の探索
● タバココナジラミの異なる波長の光に対する反応行動の解析
● 異なる温度、餌および寄主植物上でのタバコカスミカメの増殖能力
● タバコカスミカメの害虫に対する捕食習性
● 赤色蛍光灯を用いた施設ナスとキュウリのアザミウマ類およびタバココナジラミの防除
● 非結球型アブラナ科葉菜類数作物におけるコナガの増殖率の比較
修士論文
● DNAマーカーによるタバコカスミカメのタバココナジラミに対する捕食機能の解析
● モンシロチョウにおける色と匂いの2モード訪花学習行動の解明
● 異なる温度・餌条件におけるタバコカスミカメの増殖能力
● タバココナジラミとミナミキイロアザミウマに対するタバコカスミカメの捕食習性
2012年度
卒業論文
● モンシロチョウは花のにおいを学習するか
● ゴマダラチョウ幼虫がもつ頭部突起の適応的意義
● ワタアブラムシとナスの揮発性物質に対するショクガタマバエ幼虫の反応行動
● 在来系統ショクガタマバエ成虫のフェニルアセトアルデヒドによる誘引実験
● 在来系統ショクガタマバエのアブラムシ類に対する産卵習性
● 餌の量の制限によるタバコカスミカメの増殖能力への影響
● タバココナジラミの異なる光に対する誘引反応
● コガタルリハムシによるアレチギシギシの生物的防除の可能性の評価
修士論文
● アブラムシや寄主植物由来のにおい物質に対するショクガタマバエ成虫の誘引反応
● アブラムシや寄主植物由来のにおい物質に対するショクガタマバエ幼虫の行動反応
● 露地ナスと雑草におけるヒメハナカメムシ類の密度と種構成の時間的空間的変動
● LED光源を用いた施設ナスおよびキュウリのミナミキイロアザミウマ誘殺技術の開発
2011年度
卒業論文
● 在来種マイマイツツハナバチをオランダイチゴの送粉昆虫として農業的に利用する試み
● ベリー類3種の送粉昆虫調査とその誘引方法の検討
● モンシロチョウの色と匂いに対する生得的選好性と2モード訪花学習
● ゴマダラチョウ幼虫に見られる頭部突起の適応的意義
● 野外における補光による在来系統(京都)系統ショクガタマバエの休眠阻害
● 鹿児島系統ショクガタマバエの発育に対する温度の影響
● 在来系統ショクガタマバエ成虫のにおい成分による誘引実験
● アブラムシ類の甘露の糖成分が在来系統ショクガタマバエ成虫の寿命および産卵に与える影響
● ソルゴーで飼育した時のショクガタマバエ成虫の温度による産卵数および寿命への影響
● 在来系統ショクガタマバエの産卵におけるアブラムシ密度の影響
● アブラムシと寄主植物の揮発性物質に対するショクガタマバエ幼虫の嗅覚反応を検定する実験方法の確立
● 近畿大学農学部キャンパス内の有錐類の発生時期と環境選好
修士論文
● 異なる波長と光量の光に対するタバココナジラミの反応行動の解析